利用しているサービスが終了したら、買った本はどうなるのか

電子書籍の引っ越し手帖 長く読むための備え

電子書籍のサービスが終了して、購入した本が読めなくなったという話を聞いたことがあります。私は会社で、システムの運用終了に伴うデータの引き継ぎを担当した経験があり、他人事には思えませんでした。個人としてできる備えを考えています。その備えを、個人の本棚に当てはめて考えると、できることは意外にたくさんあります。

この記事では、怖がらせるつもりはなく、私が普段から行っている備えを紹介します。

終了の知らせはどこに届くか

多くの場合、終了の予定は登録したメールアドレスやアプリの画面で告知されます。ところが、迷惑メールの振り分けに入ったり、通知を切っていたりして、見落とす人もいます。

私は、利用しているサービスからのメールが届く設定になっているかを、年に一度確認しています。古いメールアドレスに通知が届いたままになっていないかも、あわせて見ています。

通知の設定は、機種変更のたびに初期状態に戻ることがあります。新しい端末では、通知がオンかどうかも確認します。

終了の前にできること

サービスによっては、終了前に別の形式での提供や、移行の案内が出ることがあります。案内の内容は、サービスごとに異なります。

私は、購入履歴を控えておくことと、読みたい本を優先して読み進めることの2点を心がけています。控えがあれば、後から対応を調べるときにも役立ちます。

職場のシステムでも、古いサービスの廃止は数年に一度起きます。そのたびに、データを取り出せる期間が限られることを、私は何度も見てきました。

1つに頼り切らない読み方

お気に入りの本が増えるほど、本棚への依存は大きくなります。私は、特に大切な本だけは、別のサービスや紙の本でも持つようにしました。

紙の本で持っておくのは費用がかかるため、すべての本には向きません。大切に思う本を絞ることが、無理なく続けるコツだと私は考えています。選ぶ作業そのものが、自分の読書を見直す良い機会にもなります。

備えは大げさに考えなくても構いません。年に一度、自分の本棚を見渡して、特に大切な本を数冊だけ選ぶことから始められます。

すべてを備える必要はありません。まずは、使っているサービスの利用規約から、終了時の扱いが書かれた部分を探してみてください。

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